2008年11月12日水曜日

まずは得意分野の省電力OSのことから。

私の本業は、今のところ、とあるメーカーで、電池で動かすような端末のソフトウェアを開発することです。
今のところ、というのは、そろそろサラリーマンを止めたいと思っているからなのですが。
優遇退社の時期があと1年ちょっとに迫っていますので、そこを狙っている状態です。

さて、自分の話はそのくらいにして、電池で動かすような端末(携帯電話やPDAなどはその代表ですね。)に必要な要素と言えば、ずばり「省電力」です。
省電力にするにはどうすればいいのかと言えば、とにかくヒマになったら、CPUに演算をさせずに休んでもらい、周辺ハードウェアにも電流を流さない、というのが、基本的なマイコンソフトウェアエンジニアの仕事です。
今、Arduinoに興味があるのですが、このシステムはとにかく全開でCPUをブン回しています。
まぁ、趣味の世界ではそんなことはどうでもいいかもしれませんが。
でも、趣味の世界を超えて、実用の世界に入ってくるとそんな甘いことは言ってられないのが現実です。
別にArduinoを実用に持って行くつもりはないのですが、ちょっとその当たりが気になって、このハードウェアを自分のOSでハックしてみたくなりました。実は省電力だけが狙いではないのですが、そこはまた別途書こうと思います。
でも、電池で長時間動くArduinoもいいもんじゃないですか?

これから何回かに分けて、ArduinoにOSを入れていくブログをアップしていくことになると思います。
ArduinoのCPUはATMELのATmega168です。ROMは16kByte(うちブートローダに2kByte使っちゃっています)、RAMは1kByteという非常にタイトなメモリ環境です。
ちゃんと狙ったOSを入れられるかどうか、やってみなければわからないのですが、とにかくやってみます。

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